二種類の含浸材を使用した
コンクリート構造物長寿命化
老朽化防止・塩害対策工法
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工法概要
SK-Systemとは機能の異なる二種類のコンクリート表面含浸材を使用することによってそれぞれの機能特性を最大限に生かしコンクリートの表面を保護し、構造物の劣化進行抑制・長寿命化を図る工法です。
- コンクリート構造物の長寿命化
- コンクリート構造物の劣化進行抑制、表層保護、耐久性の向上、予防保全(劣化因子の侵入抑制)
- 鉄筋腐食抑制
- 塗布後の表情変化が少なく、素材の質感が長期にわたり保持されます。
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- コンクリート基材の微細な空隙に含浸し基材表層部の組織を改質緻密化します。
- 水和反応による急激な水分の蒸発による乾燥収縮クラックの発生を抑え、表層からの劣化有害因子の侵入を防ぎます。
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- コンクリート表層部に含浸することにより高密度の吸水防止層を形成し、高撥水により外部からの劣化要因の侵入を長期的に防ぎます。
- ケイ素と酸素の結合(シロキサン結合)は強度が高く極めて劣化しにくい状態です。
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コンクリート 表面保護
- コンクリート構造物の寿命は一般的に50年といわれています。高度経済成長期に建設されたコンクリート構造物が現在その寿命を迎えています。
- 既存のコンクリート構造物を壊して新設するのではなく、保護、補修して長寿命化を図っていく事が求められています。
- 新設、既設を問わず、コンクリート構造物に対し、耐久性を向上させるひとつの手段として、コンクリート表面に保護層を設ける表面保護工法が実施されています。
- 表面保護工法はコンクリートの表面に造膜して保護するものやコンクリートの表層に含浸して保護するものがあります。
- 表面保護工法の中でも構造物の外見を変えることなく構造物の性能を向上させることが可能で施工性や経済性に優れた表面含浸工法が注目されています。
- 表面含浸工法は、シラン系、けい酸塩系、その他の材料に分類されます。
シラン系含浸材とけい酸塩系含浸材
- シラン系表面含浸材はコンクリート表面に塗布されることで、表面の水分をはじく性能(撥水)を発揮し、劣化要因の侵入を防ぐ効果があります。(コンクリートの改質は図れない。)
- けい酸塩系表面含浸材は無機質の水系材料で、コンクリート中の水酸化カルシウムと反応してセメント水和反応に近い組織のC-S-Hのゲルを形成することにより、コンクリートの表層部を緻密化させることでコンクリートの改質を図り外部からの劣化因子の侵入を抑制します。
- 小堀産業株式会社ではそれぞれの目的、劣化状況等に応じた材料・工法 を提案いたします。
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効果
- 乾燥収縮抑制
- 中性化抑制
- 塩害抑制
- 凍害抑制
- 疲労・摩耗抑制
- 鉄筋腐食抑制
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